2024.10.25
ゆるりとひと休み 12.新宿梁山泊 「ジャガーの眼」
2024.10.25
息抜きに訪れた場所や見に行ったライブなど、好きなもの.こと.ひとを紹介していくブログです*
今回は、新宿梁山泊 「ジャガーの眼」を観劇してきました~~~!
“新宿梁山泊”とは、唐十郎作「少女都市からの呼び声」を上演するために金守珍(キム スジン)さんを代表に発足した劇団。
今回の公演は、“赤坂舞台芸術祭2024”のメイン公演としてTBS前の赤坂サカス広場に建てられた特設紫テントで開催。 10.14-18 新鋭若衆公演 と10.19-23 唐十郎追悼公演 の2本立てで、私は追悼公演を観に行ってきました◎
今回の演目の「ジャガーの眼」は、唐さんと同じく“アングラ演劇四天王”と称された寺山修司さんが亡くなった後、唐さんが寺山さんへのオマージュを込めて手掛けた作品なんだそう。
追悼公演の演者さんはこんな感じ↓
“義丹さん見てくる”と母親に伝えたらとても羨ましがられました☆ 何度か見たことのある演者さんもはじめましての演者さんもいて、わくわくが止まりません!
前売指定席 5,000円 前売桟敷自由席 3,500円 前売25歳以下限定桟敷自由席 2,500円 とかなり値段がとってもリーズナブル!
ステージの目の前に桟敷席があり、その後ろに階段型に指定席という構成。桟敷席は茣蓙の上にぎゅうぎゅうになって座るので、体しんどい!とか ゆったり見たい!という方には指定席がおすすめ!演者さんはもちろん、衣装から小道具から隅々までよくよく見たい!という方には絶対桟敷席がおすすめです!!!
チケットを見せて、靴を脱いで、いざテント内へ!
座席案内やクローク等も演者さんが担当。開演前から好きな演者さんをこんなに近くで見られるの贅沢すぎます...案内してもらいながらどきどきが止まらない...
“暑いのでうちわどうぞ~!”とうちわが配られるの(これもまた演者さんから!)、初めて紫テントで観劇した時1番衝撃を受けました。テントなので冷房はなし!この日はちょこっと気温が高かったので、うちわで扇ぎながら見ました!
開演直前に桟敷席1列目の方に透明なビニールシートが渡され“自分の身は自分で守ってくださいね!”と言われるんです。これ、初見には怖すぎますよね... 今回の演目では水風船を思いっきり破裂させて2列目あたりまで水が飛んでいました^‐^
この距離の近さはもちろん、中央の花道をばたばたとかけていくあの雰囲気も、雨がテントに当たる音がBGMになるのも、ここでしか感じられないことがたくさんあって五感を刺激されまくります。
それに、演者さんもお客さんもとってもあたたかい!“狭いから靴こっちおきましょうか?”と気遣ってくれたり、“うちわ後ろに回してあげてください!”てみんなでバケツリレーみたいにしたり!普通の劇場だとないようなことなので、開演前から会場があたたまっているな~~て雰囲気!
10分休憩が2回あったのですが、その間も幕の向こう側でドリルの音がしたり掃除機の音がしたり、演出で飛ばされた葉っぱを演者さんがほぼ役のままお掃除していたり、現在進行形で舞台が作られていくこのわくわく感もよかったなあ、!
ラストシーン、ステージの後ろの幕が開いて AKASAKAのモニュメント+Sの前に置かれたRのモニュメント=一部を抜くと“KARA(唐)”をバックに終演。そのままカーテンコール、とここでしかできないような演出で心臓がどきっとしました。
正直ストーリーは難しくて、私の脳みそではその場でうまく理解できないことも多々、、昨年観劇した「少女都市からの呼び声」もそうでしたが、見たことのない世界に胸ぐらつかまれて引きずりこまれる感覚です。でも、演者さんそれぞれがとても楽しそうに演じていたり、びっくりさせられる演出が盛り込まれていたりで、すんごかったなあ!たのしかったなあ!ってほかほか帰れるのがすき!帰り道、観劇した方々のブログを読みながら“そういうことか!!!!”とそこで少しずつ繋がって、また見たいな~ってなるんです。
帰宅後 キャスト一覧を見ながら、“こ、これは、若衆公演も見に行けばよかった、、”と大後悔。両公演出演している方もいるけれど、演じる役が異なるのでまた違った「ジャガーの眼」を見られたんだろうなあ、と。でも6月の公演は日程が合わず断念したので、今回はきちんと見られて本当によかった!(間近で豊悦見たかった涙)
また再演が決まったら必ず見に行きたい!きっとその時には今回よりもっと楽しめるようになっているはず!!!
おしまい