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2023.12.28
皆様こんにちは、つばきと申します。
インドア趣味のつばきが、誰かに勧めたいと思った物をしたためる記事です。
今回はこちら。
『違う冬のぼくら』
講談社様の「クリエイターズラボ」が支援する、ところにょり氏により制作されたパズルアドベンチャーゲームです。(対応プラットフォーム等:steam/Nintendo Switch/ios/Android)
俗にいう「インディーゲーム」ですが、侮ることなかれ。
「"どこか遠く"が、どれほど遠いのか、知りたかった」
『違う冬のぼくら』は2人プレイ専用のパズルアドベンチャーゲームです。
プレイヤーはそれぞれ家出をした二人の少年となり、協力して壁を乗り越え、「どこか遠く」を目指します。
(以上、商品紹介公式ページより引用)
紹介文の通りパズルゲームですが、本作は単なる"パズルアドベンチャー"ではありません。
本作の最大の魅力は、「2人専用」である点です。
2人で協力しないとパズルをクリアできない仕様となっており、シングルプレイはできません。
友達や家族、恋人等と一緒に楽しめます。(オンライン可)
パズルがいくつもの小ステージに分かれていて、
1つのステージをクリアするとまた次のステージ、という構成になっており、
各ステージ内に仕掛けられたパズルをひたすら解いて行く事が、本作の基本的な流れとなります。
各ステージに散らばる物や配置等、
"お互い、まったく同じ画(世界)が見えているわけではない"事が、本作の注目すべきポイント。
そのため、お互いの状況をボイスチャット(VC)等で報告し合いながら進める必要があります。
「こっちの画面では△△に見えていたものが、相手の画面では○○に見えていた!?!?」という事が頻発します。
自分の世界(画面)ではもう打つ手が無いけど、
相手のちょっとしたアクションで一気に打開できた!!なんてこともあり、
シングルプレイの謎解きゲームでは決して味わう事のできない"2人での達成感"を生み出します。
キャラクター操作はいたってシンプル。
・物をつかんで運ぶ
・ジャンプ
この二つのみ。
ゲームが苦手な方でも楽しみやすい操作性となっております。
操作がシンプルな分、操作を誤ると、
キャラクターくんが高い崖からジャンプして落下しちゃったりします。
(キャラクターくんごめんね)
残機や体力などは無いため、パズルに詰まったら何度でもリトライできます◎
パズルそのものに関しては、意外と難しいものが多々あり、、、、。
シンプルなステージ構造であるがゆえに、どうすればいいの???という部分も少なくありません。
そこで大事になってくるのが、上述の"お互い、まったく同じ画が見えているわけではない"という前提。
謎を解くには、お互いの状況報告が欠かせません。
(ケンカにならないようにだけ気をつけましょう。。)
ゲームとしてはパズルが大部分を占めますが、
本作には、あるストーリーが存在します。
主人公が過去を回顧するところから物語が始まり、
実際にプレイするのはその過去の部分となります。
その物語ですが、、、
....................!!!!!!!!!!!!!!! というようなお話です。
全体を通してシリアスな展開だったり、少々重ためなお話だったりしますが、
その分「結末は一体どうなるんだろう」と、次の展開が気になる仕様になっています。
物語の序盤から終わりまで、小説のような、そんな不思議な感覚になりました。
1,000円未満(2023年12月現在)で購入できるソフトですが、単純にボリュームとしてもたっぷりで、
友達や家族等と一緒にコミュニケーションを取りながら進められる楽しさも味わえるので、とてもおすすめです。
ギミック攻略だけでなく、ストーリーの中で「選択」を迫られる事もあり、
その選択結果によってストーリーが分岐してゆきます。
ああでもないこうでもないと、お互いに議論・協力してゆく内に、
相手の意外な一面が見られたりするかもしれません。
プレイ時間としては5時間前後ほど。
パズルの部分をすらすら解ければもっと短い時間で終わると思います。
年末年始にのんびりと、ぜひ。
以上、つばきでした。(イラスト:つばき)