2025.08.08
CONPETITION
【応募締切2025/9/24】第17回ハーフェレ学生デザインコンペティション
2025.08.08
CONPETITION
私たちは資本主義という人類が生み出した最大のフィクション世界で日々生活を続け、歴史連関を刻んでいる。このフィクション世界では合理的に物事を進め、より多くの資本を獲得するゲームが定着している。近年の日本の建築世界でも、大きな建築を作ることや、沢山の建築を作ることや、建築の社会性などを志すことが良い建築家であるというような世界になっている。確かに、昔から建築は資本と切り離せないし、現代はより資本と密接な関係で成り立っている。そんなフィクション世界で人類が失ってしまったものも多いかも知れないし、まだフィクション世界で生み出せるものがあるかも知れないし、新しい気付きや発見を見出せるかも知れない。
『いたづらな建築 ~むだがいきる世界~』
今回は「いたづら」と「むだ」という言葉をキッカケとして建築を考え生み出してほしい。
「むだ/無駄」の語源は、馬に荷物を載せずに歩くことは何の役にも立たない、お金を生み出さない、そんな馬に食事を与えると利益が減ってしまう、という意味から生まれたと言われている。
「むだ」には「徒」という別の当て字がある。「徒」には「いたづら」という読み方もある。
資本主義という最大のフィクション世界での日々の暮らし。
資本を前提とした「いたづら」や「むだ」を許容しない世界。
距離も時間も情報も常に近道を探し、迂回することも、遠回りすることも、周りの景色を楽しむ余裕もない。そんな世界は人類に何を与えてくれるのだろうか?
資本主義という最大のフィクション世界の中で「いたづら」や「むだ」をキッカケに建築を考えてみるのも良いし、この言葉をキッカケにフィクション世界から離れて建築を生み出す思考訓練をしてみてはどうだろうか?
視点や認識を刷新するような、「いたづらな建築」「むだがいきる世界」をみせてほしい。
2025年09月24日(水)現在、日本国内の大学院、大学、短大、専修学校、専門学校、高等専門学校に籍をおく学生の個人または代表者含め5人までのグループ。
受賞者は2025年11月20日(木)に開催予定の最終審査及び授賞式典に出席できること。
作品応募締切:2025年9月24日(水)23時59分
二次審査・結果発表:2025年10月上旬
最終審査・授賞式:2025年11月20日(木)
○審査委員長
五十嵐 淳(建築家/五十嵐淳建築設計事務所)
○審査員
山田 紗子(建築家/山田紗子建築設計事務所)
増田 信吾(建築家/増田信吾+大坪克亘)
最優秀賞(1作品)・・・40万円
優秀賞(4作品)・・・各5万円
株式会社ハーフェレジャパン