2024.11.21
EVENTS
【終了予定2024/12/1】20世紀の絵画とガラス工芸
2024.11.19
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金沢のまちづくりを見つめなおす -谷口吉郎の「金沢診断」を起点に
昭和42年(1967)、急激な近代化の時代に開かれ、まちづくりのターニングポイントとなった「金沢診断」。 この診断結果を受け止めた金沢が、どのようにまちづくりに取り組んできたのかを振り返るとともに、 全国のまちづくりとの比較を通じて、「金沢診断」の成果を探ります。
診断というと人体の心臓・肺・胃腸・血液などの検査により病を探し出す健康診断が思い浮かびます。都市の診断もそれと同じく、人口構成・経済力・公共施設分布・交通網などを数量的に把握し、都市力を計ります。ところが谷口吉郎らによる金沢診断は一般的に行われている都市力診断ではなく、個性や風格や景観といった都市の性格を問うものでした。人の診断で言えばその人の持つ価値観や美意識や心情などといった人となりに相当するでしょう。 金沢診断を行ったのは、日本全体が敗戦の焼野原から復興し、経済成長と近代都市を構築していた頃で、その時金沢は非戦災都市ゆえに保存している江戸以来の営みと近代化開発への立ち遅れ感との間に迷いを抱えていました。当展では金沢診断がどのように登場し、どんな役割りを果たしてきたのかを辿りながら、金沢がいかにまちづくりの方向を定めたかを振り返ってみたいと思います。
9:30から17:00 (入館は16:30まで)
毎週月曜日
※月曜日が祝日の場合はその直後の平日/年末年始(12月29日から1月3日)
一般800円[700円]、大学生・65歳以上600円、高校生以下無料
※[ ] は20名以上の団体料金
※本料金で常設展示もご覧いただけます。
※学生の方は入場の際、学生証をご提示ください。
谷口吉郎・吉生記念 金沢建築館
〒921-8033 石川県金沢市寺町5-1-18
谷口吉郎・吉生記念 金沢建築館(公益財団法人金沢文化振興財団)