木の家設計グランプリ2024

2024.09.10

CONPETITION

【開催主旨】

日本の建築文化の素晴らしさを守り、新たな力で持続・発展させていくことの大切さを広く社会に知っていただき、建築を通して未来の日本が豊かで幸せな暮らしを築いていくことを目的として開催いたします。

【課題】

課題テーマ 「住み続けられる家 - 古き良きものの再生」

課題主旨
ここ数年、建築界は大きな変動に見舞われました。

コロナを起因とするウッドショックに始まり、ロシア・ウクライナ戦争と未曾有の事変と呼ぶに相応しいものでした。それは世界的な社会的停滞を引き起こし、建築界では前代未聞の建築費の高騰へと繋がっています。

建築費はここ数年で20%?30%も高騰し、もはや新築住宅は市井の人達から程遠いものとなってしまいました。
そこで、見直されているのがリノベーション・・・
直して、より良くして、より永く使おうという潮流です。

その建築の持つ良いところを磨き上げ、欠点を補強して、社会に戻して、永く住み続けることが最大のエコであるかもしれません。
それは仕方がないからといった後ろ向きの姿勢ではなく、より積極的にリノベーションは社会的に大きな意義のある行為として受け止めらはじめていると思います。
特に若い人たちはリノベーションに新築にはない魅力を感じているようにも思います。
古き良きものの中に、新しい未来が見えているのかもしれません。

今回の設計課題は「リノベーション」。
自分の好きな建築をリノベーションして住む、その地域の魅力ある建築でも良いし、名建築を移築してリノベして住むでも良い。
地域、リノベーションする建築は自由です。
構造は木造であること、元の建築がどのようなものであったか、写真やプラン(図面)でわかるようにすること(必須)、それをどうリノベーションして、どのような魅力ある楽しいものになるかを提案してください。

リノベーションは古き良きものを受け継ぎ、それに新たな知恵と工夫を加えて未来に繋ぐ、生き生きとした建築を創り出す、素晴らしくクリエイティブな行為だと思います。
望ましい未来に向けて、皆さんの瑞々しい発想を期待します。



2024年審査員長 伊礼 智

【賞】

金賞〈1点 〉:賞金30万円
銀賞〈1点 〉:賞金10万円
銅賞〈1点 〉:賞金5万円
アンダー20賞〈1点〉:賞金10万円
審査員賞〈 7点 〉:賞金1万円
優秀賞〈 7点 〉:賞金1万円

【応募資格】

住宅建築のプロを目指す、全国の建築学生

・大学院修士、学部生、高等専門学校生、専門学校生、高校生として2024年4月1日現在 在籍する建築学生を対象とします。
・個人またはグループでの応募とし、グループの場合は全員が学校等で建築を学ぶ学生とします。

【審査員】

◇審査員長
伊礼 智
◇審査員
竹原義二
松岡拓公雄
横内敏人
堀部安嗣
堀 啓二
荻野寿也

【締切】

2024年08月31日 (土)
事前登録締切、必着

【結果発表】

2024年10月19日、本審査(公開審査)にて

【主催】

株式会社木の家専門店 谷口工務店

【YouTubeライブ配信】

滋賀県立美術館とWEB配信の同時開催

Youtubeライブでも審査の様子を中継致します。