【終了予定2025/11/30】ひろしま国際建築祭2025

2025.10.09

EVENTS

【概要】

<ひろしま国際建築祭>は、「建築」で未来の街をつくり、こどもの感性を磨き、地域を活性化させ、地域の“名建築”を未来に残すことをミッションとして掲げ、3年に一度開催する建築文化を発信する祭典です。
世界を舞台に活躍する巨匠から未来を担う若手建築家まで。彼らのドローイングや模型、動画の展示や特別なインスタレーションを通じ、建築文化を切り口に、私たちの未来社会を一緒に考えてみたいと思います。トークショーや文化財指定の古建築・通常非公開の建築物などのオープンアーキテクチャー、地元小中学生を招いての建築鑑賞やワークショップなど、多様なプログラムを計画しています。
巨大な内海に面した瀬戸内地域では古来、風土や景観、伝統に呼応した名建築の数々が生まれてきました。その背景には、日本が国家として形づくられた遣隋使・遣唐使の時代から近世の朝鮮通信使・北前船にいたるまで、広島県の位置する瀬戸内海が“文化・物流の大動脈”だったことが理由としてあります。日本はこの瀬戸内海を通じ、海外から人や文化を招き入れ、あるいは発信し、この海を通じ文化交流を行ってきました。古建築はもとより、自然と文明が築いてきた瀬戸内地域特有の磁力に吸い寄せられるように丹下健三、槇文彦、安藤忠雄、伊東豊雄、SANAA、坂茂といった現代の建築家たちも挑戦的で実験的な名作を次々と生み出しています。 それゆえに瀬戸内地域は古建築から現代建築まで「建築文化の集積地」として貴重な建築の宝庫となっています。
“文化・物流の大動脈”であった瀬戸内海の周辺地域は“つなぐ”ことを鍵にその礎を築いてきたといえます。『ひろしま国際建築祭2025』は、「つなぐ―「建築」で感じる、私たちの“新しい未来”Architecture:A New Stance for Tomorrow」をテーマに、歴史、風土、景観、技術、思想などさまざまな視点から「建築」に触れ、考え、交わる機会をつくり、ここ瀬戸内で建築文化を感じることから、みなさんと“新しい未来”像を考えるきっかけになればと願っています。

【テーマ】

つなぐ―「建築」で感じる、私たちの“新しい未来”
Architecture:A New Stance for Tomorrow

『ひろしま国際建築祭2025』は、「つなぐ「建築」で感じる、私たちの“新しい未来” Architecture:A New Stance for Tomorrow」をテーマに、歴史、風土、景観、技術、思想などさまざまな視点から「建築」に触れ、考え、交わる機会をつくり、ここ瀬戸内で建築文化を感じることから、みなさんと“新しい未来”像を探りたいと考えています。
地球規模で発生する自然災害や、戦争とそれに伴う難民問題、そして環境破壊―
21世紀に入って四半世紀経った今も、私たちは様々な問題に直面し、不安を感じながら日常生活を送っています。またここ日本では少子化・高齢化が進み、経済の停滞や無秩序な開発で街の風景が変わり、活気が失われつつあります。私たちはそのような状況のなかで、問題にどう向き合い、課題を解決していくべきでしょうか?
「建築」は単に建物や街づくりを指すものではありません。それは文化を生み・育み、私たちの生活をより豊かにしながら未来をつくっていくための「知恵」のひとつです。
建築祭を通じ、私たちの新しい未来について、考えてみたいと思います。

【開催日時】

会期:2025年10月4日(土)から2025年11月30日(日)

【入館料】

鑑賞パスポート(福山・尾道共通3日間有効パスポート)
会場販売 3,000円(税込)
WEB販売 2,500円(税込)
※高校生以下及び障がい者 無料
※尾道市立美術館のみ単館チケットの販売あり

【会場】

福山/神勝寺 禅と庭のミュージアム、ふくやま美術館(ギャラリー)
尾道/尾道市立美術館、まちなか文化交流館「Bank」、LLOVE HOUSE ONOMICHI、ONOMICHI U2、LOG

【主催】

一般財団法人神原・ツネイシ文化財団