開館一周年記念 下瀬美術館のひな祭り

2024.02.27

EVENTS

【概要】

下瀬美術館では開館1周年を記念して、「下瀬美術館のひな祭り」を開催いたします。
今回展示する大木平藏の雛人形や能人形、御所人形は、下瀬コレクションの出発点となる重要な位置を占める作品で、下瀬家において毎年飾られてきました。七世大木平藏が当主を務める「丸平大木人形店」は、江戸時代の創業から約250年の歴史を持つ、京都の老舗人形店であり、大木平藏の人形は、皇室や三井家、岩崎家などの名家に愛されてきた由緒ある存在です。

本展では、六世大木平藏製の雛人形を中心として、七世大木平藏による華麗な能人形や愛らしい幼児の姿の御所人形、着物の美しさが特徴的な衣裳人形など、雅趣に富んだ人形たちを展示します。とくに能人形は装束や装身具など細部にまで心を尽くし製作されており、能に造詣の深い七世大木平藏ならではの美の世界が表されています。下瀬家では雛人形や御所人形などを伝統にとらわれない自由な形式で飾ってきており、本展ではその華やかな雰囲気をご堪能いただけます。
水盤に並ぶ可動展示室では、平田郷陽や辻村寿三郎の創作人形をはじめ、エミール・ガレやドームのガラス工芸、マティスやピサロの絵画など、8つのテーマで多彩なコレクションをお楽しみいただけます。

【会期】

2024年1月21日(日)から4月7日(日)

【休館日】

月曜日(祝日の場合は開館)

【開館時間】

9:30-17:00(入場は16:30まで)

【観覧料】

一般1800円(1500円)
高校生・大学生900円(800円)
中学生以下無料
( )内は20名以上の団体(要予約)および大竹市民

【会場】

下瀬美術館

【主催】

一般財団法人下瀬美術館/中国新聞社