SABED 環境シミュレーション設計賞2024【学生部門】

2024.02.13

CONPETITION

【概要】

世界が脱炭素に向けて大きく舵を切る中、建築のゼロエミッション化は急務となっています。また健康・快適な室内環境の確保のためにも、環境設計技術のさらなる進化が切実に求められています。 SABEDでは大学と企業の垣根を超えた教育カリキュラムに取り組む活動の一環として、環境シミュレーションを活用した優れた設計作品を表彰しています。熱や気流、光・音といった環境要素やエネルギーをデザインに取り込み、環境シミュレーションによって建築の形を進化させることが、賞創設以来の一貫したテーマです。

SABED 環境シミュレーション設計賞【学生部門】では、地域の気候を丁寧に読み解き、環境シミュレーションを駆使することで、今までにない新しい建築の形態・可能性を見いだしているかが重視されます。テーマや敷地は自分で設定してもよいですし、大学の設計課題に準じることも可能です。じっくり時間をかけてシミュレーションと向き合い、その結果を受けて、建築物理・環境工学の原理をもとに新たな建築の可能性を見出した、既存の価値観にとらわれない提案を期待します。学生の皆様のご応募をお待ちしています。

今年度も、冬と夏の2回に分けて募集を行います(審査はまとめて10月予定)。冬募集は冬学期授業や卒業設計、夏募集は夏学期授業を想定しています。奮って応募ください。

【建築種類/テーマ】

風/熱/光/エネルギーなどの環境シミュレーションを活用し、建物内外の環境やエネルギーに配慮した建築の提案
建築種類は自由(説明パネルにて説明すること)

【応募資格】

・大学学部3~4年、大学院生、高等専門学校、専門学校
(ただし、卒業設計や修士設計作品を応募する場合は、社会人1年目まで可)
・個人(学部)、個人(院生)、グループいずれも可(応募登録時にいずれかを選択すること)

【評価項目】

以下の項目を総合的に判断し評価を行う
・敷地の気候に関する分析や課題設定
・建築としての機能性・意匠性
・建築内部の居住者の快適性への配慮
・省エネルギー、自然エネルギーの活用
・周辺環境への配慮

【過去の受賞作】

https://www.sabed.jp/sabed_design_award

【賞】

・最優秀賞(1名):賞状・賞金(10万円)
・優秀賞(3名):賞状・賞金(3万円)
原則として、個人(学部)・個人(院生)・グループそれぞれ1名
・奨励賞(若干名):賞状

【審査員】

倉渕隆(東京理科大学・建築環境設計支援協会代表理事)
安原幹(東京大学・ゲスト審査員)
石田泰之(東北大学・当協会理事)
大風翼(東京工業大学・当協会理事)
高瀬幸造(東京理科大学・当協会理事)
谷口景一朗(東京大学・当協会理事)
前真之(東京大学・当協会理事)
吉澤望(東京理科大学・当協会理事)

【スケジュール】

<冬募集>
応募の登録期間:2023年12月15日から2024年03月31日
作品の受付期間:2024年03月16日から2024年03月31日

<夏募集>
応募の登録期間:2024年04月01日?2024年09月30日
作品の受付期間:2024年09月16日?2024年09月30日

【提出物】

下記2点を提出すること(日本語もしくは英語による)
1)設計パネルのPDFデータ(A1サイズ・1~2枚程度を想定、データサイズは25MB以下)
・設計意図を表すパースや図面
・風/熱/光/エネルギーのうち少なくとも1つについてのシミュレーション結果を記載
2)説明パネルのPDFデータ(様式自由)
・設計パネルと縦横の方向を合わせること
・課題の説明
・設計者・サポーターの集合写真
・主設計者と他のメンバー、サポーターの分担・協力を明記
・シミュレーションの精度や信頼性に関する考察(CFDであれば境界条件/収束条件/グリッド依存性テストなど)
・模型写真(模型がある場合、任意)

※データサイズオーバーなど、要項を満たしていないものは審査から除外いたします。

一次審査通過者
・解説の動画(詳細は後日連絡)

【応募方法】

応募の登録をした者に、事務局より応募方法の案内を送る。

【主催】

一般社団法人 建築環境設計支援協会