SHIBUYA PARK AVE. 2040 DESIGN COMPETITION

2023.11.28

CONPETITION

【概要】

渋谷駅から代々木公園にかけての神南・宇田川エリア一帯は、メインストリートである公園通りを中心に、大小様々なストリートの沿道に個性豊かな店舗や文化創造施設・産業が集積し、80から90年代よりストリート文化発信の地としての賑わいを見せてきました。
2000年代に入り、渋谷駅周辺で「100年に1度」の再開発ラッシュが進むとともに、2020年に始まったコロナ禍で人出が減る中、公園通りエリアではまちなかを回遊する歩行者の数が減少するとともに、空きテナントが急増するなど、まちの生き残りをかけた局面に突入しています。
自然と街を歩きたくなる「ウォーカブルシティ」を目指し、エリア内に集積する文化施設やクリエイティブ産業、多種多様な公共空地、代々木公園のみどり等の地域資源も活かしながら、2040年の世界都市・東京を代表するメインストリート「公園通り」とその周辺エリアのデザインを渋谷の街から提案してください。

【課題】

「公園通りエリア」としてのデザインコンセプト

公園通りを主軸として東西に広がる神南・宇田川地域も含めた「公園通りエリア」において歩行者中心のウォーカブルな街を実現するにあたり、面的にどのようなコンセプトの下に空間デザインを目指すのか、提案してください。

「公園通りエリア」内のパブリック空間活用方針

持続可能なエリアマネジメントの実現に向けて、公園通り・プチ公園通りをはじめとする街路空間、北谷公園やシビルガーデン、代々木公園けやき並木、PARCO公開空地をはじめとする既存のパブリック空間に加え、今後予定される再開発で整備されるパブリック空間も含めた公園通りエリア内の公共的空間の活用方針(使い方・収益化)を提案してください。

メインストリート「公園通り」のデザイン(重点課題1)

歩行者中心のウォーカブルな街の実現に向けて、国内外では歩行空間の拡大や歩車共存の導入、歩行者モール化、トランジットモール化、スーパーブロック、タイムシェア、交差点の広場化など、様々なアイデアが取り入れられている中、渋谷駅と代々木公園をつなぐメインストリートである「公園通り」の街路空間デザインを、沿道の土地利用や今後予定される再開発との連携、エリア内の交通のあり方も意識しながら提案してください。

プチ公園通りを含む「神南エリア」における街路空間のあり方(重点課題2)

「プチ公園通り」を一つの軸として南北に広がる「神南エリア」について、北谷公園や沿道の土地利用、さらには今後予定される再開発との連携も意識しながら、回遊性の高い街路ネットワークのあり方(空間デザイン・使われ方・交通処理など)を提案してください。


※ 詳細は募集要項と説明動画をご確認ください。

【対象者】

都市、建築、土木、ランドスケープ、まちづくり、デザイン等に関する職能に従事する者、及びこれらを専攻する学生

【賞金】

最優秀賞:300万円(1作品)
優 秀 賞:70万円(1作品)
佳 作:10万円(数点)

【スケジュール】

・応募登録:令和5年11月6日から令和6年1月31日
・質問受付:令和5年11月6日から11月26日
・応募受付:令和5年12月1日から令和6年2月2日(必着)
・一次審査:令和6年2月上旬(非公開)
・一次審査結果通知:令和6年2月中旬
・プレゼンテーション/二次審査:令和6年3月16日
・応募作品展示会:令和6年3月18日から3月31日

【審査委員会メンバー】

・委員長:内藤 廣 氏(内藤廣建築設計事務所 代表取締役/多摩美術大学学長)
・委員:小野寺 康 氏(小野寺康都市設計事務所 代表)
・委員:西村 浩 氏(ワークヴィジョンズ 代表取締役)
・委員:林 千晶 氏(ロフトワーク共同創業者・相談役/株式会社Q0 代表取締役社長)
・委員:今 佐和子 氏(国土交通省 都市局 都市政策課 課長補佐)
・委員:西村 亮彦 氏(国士舘大学 准教授/渋谷公園通り協議会 理事)
・委員:川原 恵 氏(渋谷公園通り協議会 会長)
・委員:奥野 和宏 氏(渋谷区 まちづくり推進部長)

【主催】

渋谷公園通り協議会コンペ実行委員会